アイヌ伝統楽器、トンコリ奏者で現在はDub Ainu Band を率い世界を舞台に活躍するOKI 氏がプロデュースした大名作。2003年オリジナルリリース、アイヌの音楽家である安東ウメ子さんのアルバム「ウポポサンケ」がリリースより20年の時を経て、2枚のアナログに。CD リリース時、私は前職のCD 店に勤務。初めて聴くアイヌのモダン民謡に今までにない感覚を覚えたことを今でも鮮明に覚えている。心の奥深くに響く歌、楽器の音はそこから血管を通じ体の隅々まで響き渡り、自然と魂は落ち着き体は軽くなり、足の裏から大地を踏みしめる感覚が鮮明になる。曲が進むにつれ心地よさは広がり体はどんどん楽になる。静かにゆっくりと流れる時間。こんなに体と魂が喜ぶ音楽を今までに体験したことがなかった。当時もキャプションに同じように書いたことを覚えてる。あれから暫く聴いていなかったけど、その感覚は未だ健在だ。改めて、、、これは凄いアルバムだ。本作をリリースした翌年に安東ウメ子さんは大腸癌で亡くなる。今生の集大成としてはこれ以上ないだろう。生のエネルギーを吹き込んだ瑞々しく野生的で美しい一枚を残してくれた。これは一生ものです。音の文化遺産にまたまた感動した。音楽って凄いなあ。
Side A
Side B
Lado C
Side D
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